5月1日から変わる新元号の発表もあり、出典が「万葉集」ということで今注目されていますね。
「万葉集」は学生時代に習ったけれど、きちんと読んだことはありませんでした。
興味は持ちましたが、あまり難しいものだと挫折しそうなので、初心者向けのこちらを今は読んでみています。
きっかけがあると、今まで興味のなかった本も手に取ってみたくなりますよね。
この春、我が家の子どもも中学年になりました。
学校での読書タイムや、長期休暇に図書館で借りた本など、日々本には接していますが、今の子どもたちは忙しくて、まとまった時間を読書に使える日はそうないような気がします。
我が家の子どももしかり、書店で欲しくて買った本でさえ1ページも開いていないことも。
それでも、目に入るところに置いておけば、読もうと思う日もくるかもしれないと、年度が替わってから子ども用の本棚の内容を見直しました。
絵本をしまい、児童書だけに
絵本は私が好きなこともあり、子どもがもう読まないからといって処分したりすることはないので、今はとりあえず絵本はしまっておくつもりです。
児童書は絵本よりも厚みがあるので、今後増えていくと常に入れ替えを意識していかなければいけないかもしれません。
できるだけ、欲しいと言った本は買ってあげたいと考えていますが、予算以上に本棚がオーバーするかも。
我が家の子どもは動物の出てくるお話が好きなので、いろいろネットで探して提案しています。
本当は、書店に行って手に取って選ぶ楽しさも知ってほしいのですが、何しろ時間がないのです。
時間がないのは本人も自覚があるようで、図書館もさらに活用していきたいところですが、忙しい毎日の中、貸出期限内に読んでしまえないかもというのが心配のよう。
自分が子どもの時代には習い事もそれほど忙しくなく、好きなだけ本の世界に没頭できたのですが、親が主導で習わせているとはいえ、本を読みたい子はいつ読むんだろうと、今の子どもたちを見て思います。
読書習慣をつけましょうと言われてもなかなか難しいですね。
児童書だけにしたら、すごくさっぱりした本棚になってしまいました。
それだけ絵本をぎゅうぎゅうに入れていたのですが、児童書もぎゅうぎゅうに入れたいなと、母は勝手に思っています(笑)
今日の本「赤毛のアン (新装版) (講談社青い鳥文庫)」
「赤毛のアン」は私が子どもの頃にすごく熱中して読んだ本です。
私が実際に読んでいたのは「赤毛のアン 赤毛のアン・シリーズ 1 (新潮文庫)」で、このシリーズはすべて持っていました。
それこそ、表紙が擦り切れるくらい何度も読みましたし、後々一番読んだのは
「アンをめぐる人々 赤毛のアン・シリーズ 8 (新潮文庫)」でした。
最初に手に取った本から次々とシリーズを読んでいった経験からも、お気に入りの本を見つけることで広がる世界があるということを、我が子にも伝えたいなと思っています。
その意味でも、こっそりと私が好きだった本を置いてみようかと思い、子どもが読みやすいものを選んでみました。
私が最初に読んだのは、朝の連続ドラマ「花子とアン」でおなじみの村岡花子さんの訳。
どうしても最初に読んだ訳の雰囲気が好きで、子どもにもそこだけはこだわって。
好きになってくれるといいのですが、無理強いはしないつもりです。
人が選んだ本もまた、新鮮で楽しいと思ってくれればいいなと考えています。
何度も読みたい本がいつか見つかりますように
我が子にも、子どもの頃の私ように、手垢で汚れるくらい何度も読みたい本が見つかるといいなと思っていますが、まだそこまでの本には出会っていないようです。
基本的には読みたがる本のジャンルには口出ししないことにしています。
でも、いろんな本に目を向けてもらいたいので、私セレクトの本も置いておくつもりです。
私の親は本棚から自由に本を持っていってもいいという主義だったので、同じ年ごろの子がまだ興味を持たないような本も私は読んだりしていました。
自分以外の人が選んだ本も、手に取ってみれば案外夢中になったりすることもあるものです。
今、我が家は住まいの環境上、どれでも読んでいいよと言って公開できるほどの本棚はありません。
だからせめて、子ども用の本棚には年齢に応じた本や興味を持ちそうな本をおいてやりたいなと、入れ替えをしながら思いました。
これからくるゴールデンウィークや長期の休暇。
遠くへお出かけも楽しいですが、1日くらいは大型書店でゆったりと欲しい本を選ぶ時間をつくるのもいいかもしれません。
親子で話をしながら、新しい本との出会いを楽しんでみませんか?