夏休みの宿題の中に、「読書」がある学校も多いと思います。
図書室から最低1冊は借りてきて、それを夏休み中に読んで感想文を書く宿題があるところも。
我が家の子どもが通う学校では、高学年になってから読書感想文の宿題が出るようで、今のところは「読書」してくる宿題です。
学校では授業前に「朝の読書」という時間もあり、本を読む習慣をつけさせようとしてくれているのでありがたいです。
読書は趣味の範囲ですから、読まない自由ももちろんあります。
でも自分の経験上、良い習慣であると確信しているので、我が子にも読書の楽しさを知ってもらいたいという考えは、子どもを産む前からありました。
宿題の本だけでなく、好きな本も読ませたい
学校から貸し出される本も、もちろん本人が読みたいものではあります。
ただ、それを義務感から読むだけでは本来の読書の楽しさも半減しますから、読んでも読まなくてもいい自由度がある読書をさせたいと思っています。
長期の休み中、我が家では積極的に図書館へ連れて行きます。
普段の生活では習い事などもあって忙しく、ゆっくりと本を楽しむ時間は限られています。でも、長期の休みだと自由な時間をとれるので、時間の使い方の選択肢の中に読書も入れるように、密かに仕向けるのです(笑)
借りてきても1冊も読まないかもしれないですし、何冊も読むかもしれない。
画集を見るのもいいし、なぞなぞの本でもいいのです。
何を読んでもいいという自由
読んでも読まなくてもいいという自由
親として読書を習慣づけたいので、ひそやかなレールはしきます。
それに乗って、本人ができるだけ自主的に読書することを楽しめるようになるといいな、とは思います。
制約あっての自由というのでしょうか。
でも、強制はしません。
環境は整えるけれど、出来る限り自由に。
思考は自由だと考えているからです。
そして、その頭の中のことを少し書き出してみるということが大事になるのではないかとも考えています。
今日の本「親子で書こう!100さつ読書日記―フィンランド・メソッドで本がすきになる」
こちらの読書日記は、フィンランドの小学生が使っている読書日記をモデルに、日本の子どもにあわせてつくられています。
100冊の本がこの読書日記の中ですでに「100さつの本」ガイドで提案されていて、その本の表紙がシールになっています。
読んだ本のシールを日記に貼りながら、簡単にひとこと感想を書いていくというものです。
本を読ませたいけど何を読ませたらいいかわからない
楽しく読書を習慣づけたい
といった考えをお持ちの親御さんにぴったりです。
我が家では、提案されている絵本や本を参考にする時もありますし、本人が借りたい物を図書館で借りて、それについて記入する時もあります。
すでに自分で持っている本でもいいですし、私はなんでも好きな本でいいと思っています。
提案されていない本で表紙のシールがなくても大丈夫。
我が家ではシールをどうしても貼りたいと言う時は、デジカメで表紙を撮って印刷したりもしました。
手間をおしまなければ、工夫次第で我が子仕様にもなります。
子どもも年齢があがっていくとシールなしでもよくなって、今では特に提案されている本に左右されずに好きに書いています。
感想がひとことでいいというのも、とりかかりやすいですよね。
「もっと本をよんでみよう!」というページもあって、ガイド以外の本を読んだ時に書けるところもあります。
使い方はさまざま、ガイド制覇という目標もよし、オリジナルの読書日記にするもよし、ではないでしょうか。
小学生向けもあります。
読書感想文を書くことになるまでに
我が家の子どもに「読書日記」をつけるようにうながしなのは、のちのち読書感想文を書くようになった時のことを見据えてのことでした。
本を読むのを好きになって欲しい、そのきっかけになればいいという考えもありました。
でも、一番は本を読んでどう思ったのかということ。
ただ読むだけではなく、そのあと考える作業によって
想像力
物事のとらえ方の幅
思考する力
などが養われる、それが読書の効能だと思うのです。
本を読んだあとに自分がどう思ったのか、どう考えたのかを振り返る習慣が自然に身につくと、いざ読書感想文を書こうとなった時もスムーズに書けるようになるかもしれない、と思いました。
でも先に書いたように、読むも読まないも自由だし、読書日記を書くも書かないも自由です。
読んでも書いてない時もあるようです。
強く印象に残る本に出合った時は、ひとこと以上書いていることもあります。
読書感想文という形でアウトプットするというのは、最終的には自分の意見を口で説明するときにも役立つのではないかと考えているので、思ったことをひとことでも感想として書き出す「読書日記」は、とてもいい習慣なのではないでしょうか。