自分の1年を振り返った時、思い浮かぶ今年の漢字は「楽」。楽しいではなく「らく」です。

 

先日、今年を表す漢字が発表されましたね。

「北」という漢字でした。

まあ、今年はなんとなくわかる気がします。

 

ぴったりだなと思ったりちょっとピンとこないなあと思ったり、毎年思うところはいろいろだと思います。

人それぞれの1年と、世の中の1年の感じ方は違うのだろうとも思いますし。

そんな自分の1年を振り返ってみたときに、どんな漢字が思い浮かぶかなあと考えてみました。

 

とりたてて大きな出来事がなく、平穏無事に終わりそうな2017年の我が家。

強いてあげるとすれば「楽」という漢字かなと思います。

どちらかというと「楽しい」ではなく「らく」でしょうか。

 

スポンサーリンク

来年は、楽しいの「楽」だといいなあと思っています

 

今年も、楽しくなかったわけではないのですが、同じ漢字でも今年思い浮かぶのは音読みの「らく」。

 

一番は、姑が亡くなって一変した生活にようやく慣れてきたということが大きいと思います。

ずっと前に、父親を亡くした友達が言っていたのは、

「亡くなった時の悲しみはもちろんだけど、本当にいないんだと実感するのはその先の生活の中でだった」

ということでした。

 

その時は、やはり自分ではまだ経験がないことだったのでただただ話を聞くだけだったのですが、今ではその気持ちがわかります。

 

私の場合は姑ですが、20年も同居して生活のリズムやお互いの距離感など、全くの他人から義理の親子としてのいろんなことを作り上げてきたわけです。

本当の親子とは違って、気を使う部分はお互いにあったとは思いますが、関係も良好で、

ずっとこのまま同じような時間を過ごしていくのだと思っていたところでの急な別れ。

 

そして、その後に彼女がやってきたことを引き継いで生活していくという慣れない毎日が始まりました。

 

今までは甘えてきた分、自分たちの生活に時間をたくさん使えていたのですが、今は家族のために3度の食事を用意して、1階の掃除もし、私の生活リズムは変わりました。

 

それにやっと慣れてきて、当たり前になってきて、そして気持ちが少し「楽」になってきたなあと実感しているところなのです。

 

今日のクリスマス絵本「100にんのサンタクロース」

 

今月はブログ内容に関係なくクリスマスの絵本を紹介しています。

 

100にんのサンタクロースが住むまちがあります。

そこではいろんな100人のサンタクロースが一年に一度の特別な「クリスマス」のために準備をしています。

 

とにかくサンタクロースは大忙し。

必要なプレゼントの数を数えたり、クリスマスの空を作ったり。

プレゼントを配る日はみんなで協力してどんなところへも届けに行きます。

そして、プレゼントを配り終えるとサンタクロースたちもクリスマスパーティ。

 

サンタクロースの家がサンタクロースの顔をしているのがかわいいですね。

そして、表紙のサンタクロースはちゃんと100人いるんですよ!

表紙の裏を見返してみると、一人ひとりの紹介がされています。

 

 

Time cures all thingsとは本当ですね

 

その事柄によって、たくさんの時間を必要とすることもあるかもしれません。

また、いくら時間がたっても全く癒されることのないこともあるでしょう。

 

でも、最近よく思うことは、人は1つのことだけで生きているのではないということです。

身近な人を亡くしても、仕事だったり他の家族のことだったり、世の中のことはおかまいなしに動いていくし、それに対応していくしかないのが現実です。

 

私自身の、根底にある心の強さで乗り越えていけたのかもしれません。

そういう心持ちになれない方もいるでしょう。

だから、気軽に時間がたてば癒されていくよ、とは言えない場合もあるのは承知のうえでなお、私は「Time cures all things(時間は全てを癒してくれる)」は本当だなと思います。

 

子どももよく、「こんな時におばあちゃんがいてくれたら良かったのに」と言ったりします。

例えば運動会とか発表会の時などに。

私が、子どもの思うように相手を出来ない時などに。

 

だから、思い出さないわけではないのです。

でも、少しずつ今の生活の中で、姑を思い出して悲しむ時間が少なくなっていることは確かです。

 

今年半ばになって、考えなくても自然に生活のリズムが出来ているなと思うように。

何かいつもと違うことが起きても、お風呂の時間をずらして…とか、子どもの習い事を先にして…など、1日をうまくまわしていくことがあまり悩まずできるようになってきました。

気持ちがとっても「楽(らく)」になったと感じたのも、同じような時期です。

こうやって慣れていくものなのでしょうね。
でも、毎日を少しでも「楽」に過ごせるほうが生きやすいと思うので、こうした自分の変化も前向きに考えて1年を締めくくりたいと考えています。