我が家の子どもが通う学校では、異文化交流が盛んです。
今年は、地元に住む外国出身の方にお願いして1時間くらいの授業をしてもらったようです。
英語の先生も、「ハロウィーン」を行う国の出身のようで、時期的なものなのでしょうか、授業でいろんなお話を聞いてきたようです。
でも、授業の中だけで「ハロウィーン」について詳しく教えてもらうには時間が足りなかったみたいです。
不完全燃焼なのか家に帰って来てから、
「ハロウィーン」って本当のところはどんなお祭り?
ジャックって誰?
など、大人だってよく知らないことを質問されて困ってしまいました。
ネットで調べてあげたらいいのかもしれませんが、それではあまり知識が身につかないような気がします。
そんな時こそ絵本です。
それも、子どもが自分で読めて理解できるようなものがいいですね。
※今回紹介する絵本にちなんで「ハロウィーン」と書いていますが、「ハロウィン」でもどっちでもいいようです。
最近ではクリスマス同様、ハロウィーンもすっかり日本になじんできました
商業的な戦略もあるのでしょうが、夏が終わるころには必ず「ハロウィーン」のグッズを見かけるようになりました。
毎年グッズを見かけるため、「ハロウィーン」にちなんだ雑貨やグッズは、かぼちゃだったりおばけだったりという認識。
「クリスマスにはサンタ」というのと同じくらい、そんなもんだよねという程度にしか知りません。
このように、なんとなくしか知らなかった行事も、ちょっとした知識があるだけで楽しみ方も変わってくるのではないでしょうか。
例えば、かぼちゃのランタンも実際はどうやって作るのか知りませんでしたし、ほんと、ジャックって誰だろうと思いませんか?(笑)
そういうことも、読むだけで一度にわかる絵本がありました。
今日の絵本「ハロウィーンってなぁに?」
作 クリステル・デモワノー 訳 中島さおり 主婦の友社
日本ではじめての「ハロウィーン」の絵本だそうです。
今回は、子どもに質問されたので地元の図書館で探して借りてみました。
魔法つかいの女の子ビビが「ハロウィーン」についておばあちゃんに教えてもらうのを読むだけで、「ハロウィーン」を知ることが出来ます。
現実だと「魔法使い」や「魔女」だって仮装される側なのに、不思議な存在の立場から「ハロウィーン」を説明してくれるのがおもしろいですね。
でも、この1冊でシンプルに「ハロウィーン」の由来からランタンの作り方や仮装の仕方などがわかるようになっています。
もちろんジャックについても書かれてありますよ。
子どもにはわかりやすく、大人も納得の、長い年月楽しめる絵本です。
正しく理解するためにも、知りたいという気持ちはとっても大事です
今日の買い物先で見かけたのは、オレンジ色のかぼちゃの横に穴をあける代わりに貼れる、黒い目や口の形をしたシール。
かぼちゃを買った人はもらえるようです。
小さい子でも楽しめますし、本場ではないので、雰囲気だけ楽しむのもいいですよね。
ちなみに、このオレンジ色のかぼちゃ。
食べられないことはないけれど、観賞用や飼料用らしく、おいしくないとか。
目や口をくり抜くのも案外簡単で、それはもともと中身がほとんど詰まっていないからです。
食べるなら、いつものみどり色のかぼちゃがいいですね。
我が家の子どもが、この絵本を読んでどんな感想を持つか楽しみです。
絵本を読んで、さらに詳しく知りたいという好奇心が出てきたら、その時は個別にネットで調べてあげることにしたいと思っています。
日本に浸透するかどうかは別としても、他の国の文化を知ろうということはとても大事だと思うので、子どもが興味を持ったことには出来るだけ協力してあげたいと思っています。