そろそろお月見の時期になりました。十五夜は満月?

 

毎年9月から10月にかけて、十五夜やお彼岸など、日本らしい行事が続きますね。

夫の母が亡くなり仏壇に毎日ご飯を供えるようになってから、日本独自の行事に目を向けるようになりました。

そうしなければならない、というわけでもないのでしょうが、何かあれば必ず仏様にお供えしてから…ということが多くなったからだと思います。

まあ、そう言いながらクリスマスにもケーキをお供えしたので日本の行事に限ってというわけでもありませんが(^^;)

ただ若い頃に比べたら、そういう古来からある行事なども自然と気にするようになったという感じなのかもしれません。

そう、それでお月見です。

 

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十五夜だからって満月ではないのだという、ちょっと驚きの事実

 

 

十五夜って満月とは限らないって、知っていましたか?
私はもれなく満月だと思っていたので、その事実を知った時に軽くショックでした。

理由はきちんと覚えていませんが、十五夜の日が毎年違うことは知っていました。

でも、それは月に合わせているからで月が満月になる日が、いわゆる「お月見」の日なのだろうくらいにかんがえていたのです。

何故なのか知りたくて、少し調べてみました。

十五夜は満月を意味していることは確かなのですが、現在と違って月の周期を元にした旧暦で決まるため、旧暦の8月15日のことをさします。
太陽暦の現在だと、太陽と月の周期が違うことがわかっているためにズレが生じるので毎年十五夜の日も変わります。

月はだいたい15日で満月になるのですが、1日の満ち欠けの周期が正確に24時間というわけではないので、十五夜として月を眺めて楽しむ日と、本当に満月になる日にも1日~2日のズレが生じるのです。

十五夜は豊作をお祝いする行事なので、みんなが共通の日を知っていることが大事だと考えられているのかもしれませんね。

だから、必ずしも十五夜が満月ではなくてもいいのでしょう。
満月に近い日であることは間違いないので、肉眼ではほぼ満月、充分美しく見えますよね。
もちろん、バッチリ満月の十五夜の時もあるんですよ!

 

今日の絵本「おつきみバス」

 

「いただきバス」シリーズの第5作目です。

おしゃべりするバスとねずみたちがながめのいいおかでおつきみです。
おだんごをお月様にお供えすると、なんとうさぎが盗んでいってしまいました。
バスくんとねずみたちが追いかけて行って理由を聞くと…?

さいごにはみんなでおだんごを食べて大満足。
おつきさまもにっこりになります。
おしゃべりだけでなく、いろんなことができる不思議なバスくんが大活躍する絵本です。

語尾に「出発しバ~ス」というふうに「バス」がつくので、読み聞かせると子どもたちにきっと大ウケすると思いますよ!

 

 

十五夜と満月、この時期は毎日夜空をみあげて大きな月を楽しめますね

 

 

お天気に恵まれれば、大きな丸いお月様を見ることができますね。

今回調べてはみたものの、十五夜の由来などが少し難しくて複雑で、子どもに「十五夜って何?」とか聞かれたら、きちんと答えられる気がしません(^^;)

子どものころからなじみ深い行事なのに、私自身も40代になるまで毎年なんとなく過ごしてきてしまいました。

でも、カレンダーを見て「そろそろ十五夜だ」と思ったり、理由ははっきり知らないけど団子を供えたりして、昔からあるものを受け継いで大事にしていくこと自体が重要なのかもしれません。
本当は親から子どもへ伝えていけたらいいのでしょう。

現代では、由来や理由などはあとからいくらでも調べられますし、そういうことを知らなくてもまずは日本人として、難しく考えずにひとつひとつ季節を感じながら行ってみるといいですね。

だって、現代まで残っているってことは、やっぱり何か意味があるのだと思いますから。