ここ数年、ほぼ毎日スーパーに買い物に行くようになったり、チラシを見たりするようになったこともあり、11月1日が「すしの日」という宣伝を見ます。
姑が亡くなる前は、恥ずかしながら食事の支度をほとんどせずにいたので、あまり食材を買いにスーパーへ行くこともなく、季節のポップなども目にとまらなかったのか、「すしの日」というものがあると知りませんでした(^^;)
実家でも特別何もしなかったし(話題にもならなかった)、友人からも聞いたことがないし、婚家でも「すしの日」だからとお寿司を食べることもなかったので、私が知ったのは本当にここ数年のこと。
それもお寿司の普及のために近年はじめられたことかと思ったら、自分がうまれる前からあったのを知ってさらに驚きました。
私が子どものころに比べて、お寿司を気軽に食べられるようになったということもあるかと思いますが、どのくらいの割合で「すしの日」にお寿司を食べているのでしょうか。
「すしの日」のはじまりは、1961年11月
興味がわいたので少し調べてみたところ、「すしの日」のはじまりは1961年11月。
全国すし商環衛連の第4回の熊本大会会議で、「みのりの秋」「収穫の秋」「米への感謝の日」として「全国すしの日」にすることが決まったのでした。
ちょうどお米がとれる時期ですし、日本の伝統食である寿司を普及させるという目的があったようですが、では何故11月1日になったのでしょうか。
歌舞伎の3大名作のひとつ「義経千本桜」の中に登場する平維盛が、平家討伐から逃れるためにかつて家来だったあゆ寿司屋の手代となって名前を変えた日が11月1日だったということからだそうです。
寿司はもともとご飯のうえに魚をのせて発酵させた「なれずし」から始まったとされているので、「にぎり」の始まりに由来しているのではなかったのですね。
由来も歴史にちなんでいて実は50年以上も続く記念日なのに、なぜ私が数年前まで知らなかったのか自分ながら不思議です。
それも一部地域の…とかではなく、「全国すしの日」なのに!
今日の絵本「おすしのずかん」
表紙からして、とっても美味しそうにお寿司が描かれています。
いろんなお寿司と、お寿司に使われる魚が紹介されています。
お寿司って何?という子どもの疑問にこれほどわかりやすく答えている絵本は他にないのではないでしょうか。
お寿司の絵本なのでおいしい食べ方も少しのっていたり、大人でもためになる情報がちょこちょこ出てきて、見るだけでお寿司が食べたくなってきます。
「すしの日」にお寿司を食べるかどうか、毎年悩みます
我が家の子どもは酢飯が苦手らしくお寿司よりもお刺身の方が好きで、納豆巻きや鉄火巻きは食べますが、にぎりやちらしはあまり好みません。
大人はお寿司を食べたいとも思うのですが、舅は晩酌するので酒の肴も必要。
単品でそれだけってわけにはいかない我が家事情。
それぞれの人に合わせて、あれもこれも用意するのは大変なのです。
それに、年末年始に親族が集まったりするとどうしてもお寿司を出すことも多いので、「すしの日」にお寿司を食べなくてもなあとも思ったり。
悩みはするものの結局我が家ではいつもと変わらない食卓となり、夫が「今日すしの日だよね」と言うのが定番なのでした。
あ、夫のこの発言、ただの話題ではなくて「すしの日」だからお寿司が食べたいってことだったのでしょうか?
もしかして、それにも気づいていなかったのかも。
スーパーで売っているお寿司を眺めながら、そんなことを考えつつ、とはいえ、本日もお寿司は食べない予定です(笑)