子どもが幼稚園に通い出したころから、少しでも社会との関わりを持ちたいと思うようになって、短時間でも仕事をしたいと考え続けていました。
ところが、なぜかタイミングがうまく合わず今日の今日まで専業主婦。
誰だって忙しくて暇なわけではないでしょうし、どんな状況でも仕事をしている人はたくさんいると思います。
幼稚園で知り合いになったお母さんたちも、フルタイムで働いている人もいました。
私も同居もしていたしもともと働くのが好きだったので、入園したら当然再就職するつもりでした。
選り好みしているわけではないのですが、いろんな壁が立ちはだかって…
まず、入園させた時には無職だったので成り行きでPTAの役員をすることになってしまいました。
幼稚園は平日の行事も多く、その分親の出番も多いので、再就職したとしてもすぐに休みをもらって…というわけにはいきません。
はじめて子どもを入園させる親にとって、何もかもがはじめてのことばかり。
年間の行事がどんなものか、PTAの仕事がどんなものかもやってみなければわかりません。
そこで再就職を1年遅らせることにしました。
子どもが年中になった2年目、再就職をすること理由に、再度誘われたPTAの役員を断り、ハローワークへ行って紹介してもらうものの、面接当日に子どもが嘔吐、インフルエンザなど、何故かこの年、子どもが体調を崩すことが多くてなかなか面接にすらこぎつけず。
ただの風邪や腹痛ではないので義母に預けることもままならず、ママ友さんにも、「再就職あるあるだよ」となぐさめられました。
そして子どもが年長になる年の年度末、義母が突然亡くなってしまいました。
本当に頼りになって、同居もまったく苦にならずそれまで仲良くやってきて、孫の成長を楽しみにしていた義母。
家族の中心になっていた義母が亡くなって、みんな落ち込んでいたし(今もですが)、それでも毎日過ぎていく中で私がいままでやってこなかった家事をすることになったので、その生活リズムに慣れるまでは、心身ともにつらい毎日でした。
そして、気が付けば子どもが小学校へ入学の年。
登校渋りがあったり、自分も子どもも学校生活という新しいことに慣れるのに精一杯。
預けて働くつもりで、あてにしていた義母もおらず、家事と学校の行事や習い事の送迎で1日があっという間に終わってしまいます。
そんな中でも仕事をしている人がいて、本当に尊敬します。
私には、あれもこれも、次から次へとこなしていくのは向いていないのかもしれない、でも…と気持ちが揺れる毎日。
それが今、少し状況に慣れてきて動けそうな気がしてきたのです。
今日の絵本「オオカミがきた」
大人なら大体の人が知っている、イソップ童話のいわゆる「オオカミ少年」のお話。
たいくつしのぎに、「オオカミがきた」と叫んで助けを求めるも、それが実はウソ。
村人たちを何度もだましたので、本当にオオカミが来た時には誰にも信用してもらえず助けてもらえませんでした。
はっきりと、
「ウソはいけない」
と書いてはいないけれど、お話を読んでいくときちんとわかるようになっていますね。
ウソをついてはいけないと子どもに教えるためによく聞くお話の代表的なものです。
表情がとっても豊かに描かれていて、お話も子どもにわかりやすい書き方になっています。
決して、再就職するする詐欺ではありません(笑)
なんとなく、今落ち着いているなと気づいて、また再就職への気持ちが高まってきました。
年齢的にも、自分のスキル的にもあまり職種を選べないだろうとは思いますが、とにかくまずは再就職をするんだという気持ちを強く持ってのぞみたいと思います。
親しい友人以外は詳しい私サイドの事情も知らないでしょうから、きっと、幼稚園時代のママ友さんには、
「再就職する」と言っておきながらまだしてないの?
と思われているかもしれません。
私が大学を卒業した頃もバブルがはじけて間もなくのころで就職難ではありましたが、今は違う意味で就職になかなかこぎつけません。
決して「おおかみ少年」になるつもりではなかったのですが(笑)、お勤めしてるの?と聞かれるのが最近ちょっと苦痛になってきたところ。
とにかく、まずは面接を受けるところまでいかなくては!