たまに思い出す子どものおもしろエピソードやおもしろ言葉。赤ちゃん言葉にまつわるエピソードを思い出させてくれた絵本

 

 

今は、あまり極端な言い間違いなどもしなくなって成長したなあ感じるのですが、子どもならではの勘違いや言い間違いなどがあまり聞けなくなってつまらないという思いもあります。

 

大抵のエピソードは身内しか面白くないし、目の前でその時に見ていないと伝わらないおもしろさって、話で聞いてもイマイチ伝わりませんよね。

でも、親しい人には子どもかわいさについ言ってしまいますが。

赤ちゃんの頃からそうでしたが、今でもたまに面白いことを言っているとそれを訂正するのがもったいなくて(?)、間違った言い方をしばらくそのままにしておきたくなってしまいます。

親は面白いので本人が恥をかかない程度にほっておいたこともあるのですが、さすがに今それをやると怒られそうです。

あんなにいろいろ間違っていたのに、今はすっかり赤ちゃん言葉も抜けて一人前なことを言ってくるので、違う意味で驚くこともありますが。

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赤ちゃん言葉で話しかけるのはOKなのかNGなのか、現在は?

 

子どもの言葉と言えば、思い出されることがあります。

私自身はまだ結婚もしていなくて、もちろん子どももいなかった時。

友人が実家に帰省したので、子どもも産まれたので顔を見たいということもあり、久しぶりに会うことになりました。

 

久々に会ったのに彼女は怒っていて、その理由を聞くと、実家のお母さんが子どもに赤ちゃん言葉で話しかけるので嫌になるという話。

 

当時まったくその手の知識は持ち合わせていないので、何故赤ちゃん言葉で話しかけてはいけないのかピンとこなかった私ですが、説明によると

 

赤ちゃん言葉で覚えても、すぐに大人と同じ言葉で覚え直さないといけないので、脳の無駄づかいだから

 

と、いった内容だったと思います。

でも、ついつい赤ちゃんを見ると赤ちゃん言葉で話しかけてしまうのもわかりますよね。

 

私もその話を聞いた先から、つい友人の子どもに赤ちゃん言葉で話しかけてしまって、友人に注意されてしまいました(-_-;)

それも、何度も(笑)

悪気はないんですよ、つい、なんです。

 

自分が子どもを産んでからも、特に気をつけることなく普通に赤ちゃん言葉を使ってはなしかけていました。

その時は思い出さなかったのです。

でもある時ふとこの時のことを思い出し、もしかしたら自分は子どもによくない話しかけ方をしていなのかと思い、友人が言っていた説が信ぴょう性のあるものなのかを軽く調べてみました。

そしたら、最近は少し違っていました。

 

私が赤ちゃん言葉と聞いて思い出すのは、

 

「わんわん」

「まんま」

「ブーブー」

 

こんな感じではないでしょうか。

 

近年、赤ちゃん言葉で話しかけられた子どもの方が、そうではなかった赤ちゃんに比べて3倍も言葉の量が違っていたという研究結果が発表されています。

この研究は、赤ちゃん言葉で話しかけた赤ちゃんとそうでない赤ちゃんの2歳時点での言葉の量を比べたものです。

親と赤ちゃんがコミュニケーションをとるのに、赤ちゃん言葉をつかうのは何も問題ないどころか、言葉の発達によいということですね。

ちなみに、我が家の子どもの最初の赤ちゃん言葉は「にゃんにゃん」でした。

参考:赤ちゃんには赤ちゃん言葉で話しかけた方が言葉の発達が早い―米研究

 

今日の絵本 「ぱかっ」

 

赤ちゃんはくり返しの絵本が大好きです。

「ぱかっ」とたまごが割れてひよこが出てきてから、いろんなものが「ぱかっ」と開いて中から出てきます。

次はなにかな、とワクワクしてくるのではないでしょうか。

イラストの色づかいにセンスがあって、赤ちゃんが好みそうな配色になっています。

 

店頭で表紙を見た瞬間にもう、赤ちゃんが好きそうな絵本だなあと思いました。

と、同時に我が家の子どもが2歳くらいの時に言っていた「ぱかっ」も思い出して1人でニヤニヤ。

 

ガチャガチャをやりたがって買ってあげた時、あのプラスチックのケースを早く開けてくれとせがまれて。

 

「ぱかっとして、ぱかっ」

 

ケースを開けることを「ぱかっ」という擬音語を使って頼んできたので、その表現をいつ知ったのだろうと不思議でなりませんでした。

テレビとか読み聞かせとかで耳に入っていたのでしょうが、きちんと教えなくても正しい場面で使っているということがすごいなと。

 

でもその後、何かを開けることのほとんどを「ぱかっ」で表現していたことが判明したので、ただのかいかぶりだったのですが(笑)

ジャンパーのファスナーをおろす時も、引き戸を開ける時も「ぱかっ」。

 

ね、こういう話って身内しか面白くないんですよ…。

 

言葉に限らず子育ての正解は、子育て中にはわからない

 

習い事で一緒のお母さんとの雑談の中で、子どもが生まれる前から育児書をとにかく読んだという話を聞きました。

 

初めての子ども、当時はだれも頼る人がおらず、経験を聞ける友達もいなかった、育児書だけが頼りでノイローゼになるくらい、その本に書かれてある通りにしていたと言います。

 

子どもと育児広場のようなところへ出かけられるようになって、他のお母さんの話を聞いたり接し方を見たりするうちに、自分はどうしてあんなにかたくなに1冊の育児書どおりにしようと思っていたのだろうと考えるようになったと言います。

 

すべての子どもがあの本どおりに育つわけがないと、小学生になった子どもを見て(我が家の子どもと同い年です)実感したと言っていました。

成長の度合いって、子どもによって違いますよね。

 

赤ちゃん語で話しかける私に、自分の子どもに赤ちゃん語で話しかけないでとしつこく注意してきた友人も、その時は1つの説を信じて子どものことを思って実践していたのだと思います。

当時子どもがいなかった身としては、理解できなかったことですが、今なら彼女の気持ちもわかります。

 

こういうことって、時代によってずいぶん変わりますよね。

新しい説がでては右往左往したり、親世代に常識だった子育てが通用しないこともあって揉めたり。

子育ての正解は、育ってみないとわからないということかもしれません。

その最中にはわからないのです、きっと。

かく言う私は、日々こんなんでいいのか、と言われそうなくらいズボラな子育てをしております(^^;)