私は、独身の頃から自分が絵本好きでいろいろ集めていました。
読むことはもちろんですが、大事に取っておきたい気持ちも強かったので、直射日光が当たらない扉のついた本棚にしまっていました。
めくり跡や指紋をつけたくなかったので手もきれいに洗ってからでないと触りませんでしたし、仕掛け絵本などはそれを手に入れたことだけで満足して中身を見ていないものもあります。
子どもが産まれたら読ませたいと思っていた絵本は、実際読み聞かせに使いました。
でも、子どもはきれいに読むということに気をつけないものですよね。
自分から手に取って読む習慣を身につけてもらいたいと考えて
そうはいっても、出来れば本好きに育ってほしいと思う本好きの母。
借りたものではなく、自分の持ち物であれば多少の折り目や破れは仕方ないと思う…ようになるまで、結構時間がかかりました。
神経質になりすぎて、子どもが絵本から遠ざかるのも考え物です。
まだまだ不器用な手でめくって読むのだから仕方ないのです。でも、コレクターとしてはつらい。
そんな時、若い頃図書館で仕事をしていた時のことを思い出しました。
「人気のある本ほど、ヨレヨレになっていく」
大人向けの本でも、子ども向けの本でも、借りる人が多ければ多いほど、手垢もつくしボロボロになっていくのです。
借りる人によっては、みすぼらしくなった本を手に取るのが嫌な方もいましたが、人気のバロメーターであることをお話しすると、納得してくれることもありました。
当たり前のようですが、それは家でも同じですよね。
それと、普通に本棚に背表紙だけが見えている状態より、表紙の絵や雰囲気がわかった方が絵本を手に取りやすいということも、当時学んだことでした。
自分から絵本を取ってきて、「これ読んで」と言ってくれるようになってほしいですよね。
どんなにヨレヨレになっても、それはお気に入りの絵本なんだ、そんな好きな絵本を自分の意志で手に取って欲しいと思い、子ども用の本棚を選ぶことにしました。
しまいっぱなしでは、目につきませんものね。
今日の子どもzakka 「棚付き絵本ラック スリムタイプ」
月齢を重ねてくると、だんだん読みたい本も変わってくると思ったので、持っているすべての絵本を棚にいれることは考えなくてもいいと思い、あえてスリムタイプにしました。
部屋の大きさとの兼ね合いもありますが、私が図書館員さながらに蔵書(笑)の入れ替えをすればいいだけのことだと思ったのと、あまりにたくさん入れてあっても目移りしてしまうだろうと考えたからです。
角がまるくなっていて柔らかい素材になっていることも、幼児にとっては安心です。
シールをはっても、落書きをしてもきれいに落とせるというのも、とっても魅力。
いかにも子ども家具という感じもなく長く使えそうなのもポイントでした。
そばにいつも本がある生活を目指します
子どもは今では、図書館で本を借りたり本屋さんで買いたがったりします。
体を動かすことが好きなので、常に本を読んでいるわけではありませんが、本を読むのは嫌いではないようです。
今はまだ絵本が多いですが、そのうち、ジュニア小説やマンガなどもならぶことになるのかなあと楽しみにしています。
絵本は集めているのですが、普通の本は、私はどちらかというと図書館で借りる派なのであまり家には本を置いていませんが、少ない中からも年齢に合わせて読めそうなものを提案していこうかとも思っています。
本好きにするためには、身近なところに手に取っていつでも読めるような環境にすることが大事。
あまり厳しく規制せず、でもある程度の制限の中でも自由に本を読めるように、子どもの絵本ラックだけでなく、そろそろ大人の本棚もきちんと整備しようかと考え中です。