新学期が始まると、やっと片づける時間をとれるようになります。
学校の長期休暇の間は、途中で話しかけられたり、他の用事を頼まれたりと、どうも片づけが中途半端になってしまい、その状態にイライラしてしまいます。
私はやり始めたら最後までやりたい性格で、一度水をさされると、手をつけていた片づけそのものについてやる気がなくなってしまいます。
冬の間、暖房をつけていない子ども部屋予定のスペースにためこんだ段ボールを、今日は紙ひもでしばりました。
廃品回収のお知らせがきていたからです。
田舎で買い物するにも選択肢がが少ないということと、予算の関係上ネットで買い物をすることが多く、段ボールがたまってしまいます。
特に冬は寒くてマメに資源ごみに出すのが億劫になり、かなりの量になっていました。
うっかりと、子どもの段ボールのおうちも資源ごみに
本人はすでに忘れているので、それが救いなのですが、最後に段ボールをたたんでしばった束の一番上に見覚えのある落書きを目にしました。
子どもが、段ボールに窓や扉などを作ったり、クレヨンで描いたりして家を作って遊んでいたものでした。
もう遊ばなくなって、部屋の片隅にあったものをたまっていた空の段ボールを片づける時に勢いで一緒にたたんでしまったようです。
子どものものを処分する時は写真に撮っておくのですが、今日はその段ボールの束が最後で疲れていたのもあって、組み立て直して写真を撮るのも面倒になり、「まあ、いいか」となってしまいました。
今日の絵本「リコちゃんのおうち」
リコちゃんが遊んでいると、おにいちゃんに邪魔をされ、ママはお掃除で大忙し。
「じぶんだけのおうち」が欲しいというリコちゃんにママが段ボールをくれました。
窓を作ったり、カーテンをつけたりとリコちゃんはおうち作りに夢中になります。
途中から、リコちゃんの想像が入り込んで、リコちゃんも段ボールのおうちの中へ。
最後はお兄ちゃんも参加して…。
子どもが大好きな絵本でした。
本屋さんで、自分で見つけてきて欲しがった絵本。
ほとんどの子がやりたがると思いますが、うちの子どももこの絵本を読んだあと、段ボールを欲しがりました。
まだハサミを上手く使えなかったので、私が窓を作ってあげたり、玄関をつけてあげたりしたものです。
絵本の中のリコちゃんのように、あれこれ探してきては家の中を自分なりに整えて遊んでいました。
子どもはホンモノよりも、自分で作ったものが好き
その時のことがきっかけなのか、もともと好きなのかわかりませんが、いろんなものを作る子に育ちました。
おもちゃでも、良かれと思ってお医者さんセットなどを買ったりしましたが、それを見て自分なりに紙やテープで同じようなものを手作り。
シルバニアのおうちもサンタさんがくれたのに(笑)、段ボールのおうちでずっと遊んでいたなあ。
やっぱり写真を撮ればよかったと思いつつ、面倒くさい気持ちが先に立ち、そのままにしました。
遊んでいた当時は、大人にとっては邪魔でしかなかった段ボールのおうちですが、想像力を養う意味でも、ものを作るというのは大事なことなのかもしれないと改めて思います。