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感染症がはやり始めると、思い出します。コロナ疎開の胸がきゅっとなる思い出①

 

インフルエンザや感染性胃腸炎がはやっています。
ウイルスや細菌自体は季節に関係なく存在しているのですが、やはり乾燥する冬の季節は特に感染者が増えますよね。

毎年、こうした感染症がはやり始めると思い出すことがあります。
それは、コロナ禍がはじまった2020年春休み直前の、コロナ疎開の思い出。

当時、コロナ疎開と言えば、コロナがはやっている都市部から地方へ避難してくることを指していました。

そういう意味では、私と子どもが実家へ身を寄せたことは、田舎から田舎への移動ですから、厳密にはコロナ疎開ではありません。
ですが、自宅から離れて避難したという意味では、大きいくくりでコロナ疎開と言えるかもしれません。

今となっては、よくわかっていなかった頃の浅はかな行動だったとわかります。
でも、その時はそうすることしか思いつかなかったのです。

 

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誰も何もわからないことだらけでした

 

ちょうど日本ではじめてコロナ患者が確認された2020年1月の直前、前年の12月後半から縁あってパートを始めることになりました。

司書という仕事から離れて以来、子どもがうまれるまで医療機関に勤めてきました。

本に関わる仕事を希望してはいましたが、なかなか難しく、社会復帰も10年ぶりということもあり、経験が長い医療機関での仕事がやはり無難で募集も多いことからなんとか決まった仕事でした。

まるでコロナウイルスに呼ばれたかのようなタイミング。

田舎ではまだテレビで少し話題になっているなという程度の、ちょっと不可思議な肺炎を起こす風邪があるというくらいの認識だったと記憶しています。

インフルエンザや他の感染症がはやる時期でもあり、特別大変な状況とも思っていない時(医療機関では緊張感はあるものの、毎年のことなので対応に慣れているのです)、一人の肺炎を疑う患者さまが受診されました。

その方は結果としてコロナではありませんでしたが、最初に対応した私は、今話題の新しいウイルスかもしれないので、しばらく自分の体調に気を付けるようにとドクターから言われたのです。

その時、一番に考えたのは子どものことでした。

田舎はこういう時、誰が一番にそのウイルスにかかったか、どこの家から発症したかなど噂がすぐに広まっていきます。

悪気はないかもしれませんが、まわりまわって子どもたちの耳に入り、我が家の子どもが仲間外れにされたりバイ菌扱いされたりするのが怖いと思ったのです。

潜伏期間は2日から2週間と当時言われていましたが、それまでの経験上、(あくまでも個人的感覚として)どの感染症も早ければ24時間以内に発症することが多いという体感だったので肺炎疑いの患者様と接触してからの2日間は気が気ではありませんでした。

どういう対応が正しいのか、どうしたら予防できるのかなど、まだ一般人は誰も何もわかっていない時期。

ただただ、恐怖でしかありませんでした。

 

 

今日の本『仕事本 わたしたちの緊急事態日記』

はじめて緊急事態宣言が出されたのが、2020年4月7日。
今までの普通の生活が、180度変わった瞬間でした。

そのような宣言が出たからと言って、医療機関で働く私は当然仕事を休むことはできず、コロナウイルスという得体のしれないものに怯えながら毎日を過ごしていました。

自分の働く業界のことや周辺の生活については大体想像がつくけれど、では他の業種の方のいろんな人々の生活はどうだったのか。
そんな視点で編集された本です。

立場による行動や考え方の違いもわかり、日記として書かれているのでリアリティも感じられ、全業種にわたっているわけではないですが、自分と違う業界で働く人の、緊急事態宣言下での生活を知ることができます。

 

 

子どもを守ろうという思いは、時に自己中心的かもしれません

 

自分が感染するだけならまだいい、子どもにうつすのが一番怖い、親としては当然の思いです。
一応、医療機関に勤める身、そこからの感染も防がなければならないという気持ちと。

正直なことを言うと、その頃まだ居住地では一人も感染者が出ていなかったので、自分がその最初の感染者になることも怖かったです。
誰かが一番に発症したとしても、その方を排除したりする気持ちは一切ないにもかかわらず、自分が感染することには恐怖を覚え、必要以上に警戒するように。

子どもを守らなければならないという一心で、実はさらにこの後、コロナ疎開をすることになったのですが、たまにこの頃のことを考えると、胸がチクリと痛みます。

親は子どものことを考えたとき、自己中心的になるのかもしれないと思いました。

コロナ疎開については次に。

 

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