年末、買い物をしているとお餅を買って行くお客さんをよく見かけますよね。
早い時期に買っている方は個包装のもの。
お餅屋さんのつきたてのお餅も大晦日の数日前から並んでいるので、比較的すぐに食べる方はそちらを買っているように見受けられます。
我が家は、舅の好みで鏡餅だけは生の包装されていないものを飾ります。
お雑煮などで食べる分はメーカーで出している切れ目の入ったお餅。
鏡餅ってその家庭によるのかもしれませんが、我が家だと神棚に小さ目の物をひとつ飾ります。
我が家の鏡餅は何故かとっても長持ち
個包装のお餅は日持ちするのでいいのですが、つきたてを買ってくる鏡餅だけはすぐにカビそうな気がします。
でも我が家では、鏡開きをする前まで特別何もしていないのにカビません(あくまでも我が家の場合です)。
それなのに何故か神棚からおろすと2日ほどでカビが生えてしまうのです。
鏡開きは、地域にもよるかと思いますがだいたい11日ではないでしょうか?
大みそかに飾るので、そこから11日間という長い間どうしてカビないのか不思議に思っていました。
舅は神様が腰かけている間はカビないと言います。
確かに、鏡餅は神様の依り代と言われているのでお話としては面白いのですが、もう少し現実的な理由を知りたい私(笑)
いろいろ考えたり調べたりしてみて、自分なりに仮説を立ててみました。
お餅に限らず、カビはある条件のもと、発生するようなのです。
それはこの4つの条件。
・湿度80%
・温度20~30℃
・空気
・栄養
この4つが揃うとカビが発生します。
我が家は高気密高断熱住宅で、冬場は加湿器が追い付かないくらい乾燥。
「湿度」が50%になっていれば、今日は加湿器が頑張っているなと思うほどで、80%なんてまずありえません。
暖房をつけているので、「温度」はさすがに20℃以上にはなっていますが、比較的涼しい環境です。
和室に設置されている神棚のあたりは、あまり暖房の熱が届いていない気がします。
「空気」というのは遮断するわけにいかないのですが、先ほどの湿度の関係で考えると、室内の空気が停滞しているとよくない気がします。
その点、24時間換気の家なので湿った空気が停滞しにくいのかもしれません。
最後に「栄養」ですが、お餅自体に栄養があるのでこれも避けきれない問題です。
買ってきたばかりの時は紙袋に入っていて、飾るときに初めて出すのであまり雑菌やカビ菌がついていないのかもしれないですね。
栄養があっても、食べる菌がなければ繁殖しないのではないかと思いました。
そんな感じで、我が家の鏡餅がカビにくいことの仮説を立ててみましたが、本当のところははっきりしません。
本当に神様が腰かけているのかもしれないので(笑)
今日の絵本「もちもちおもち」
おいしそうなおもちが大集合している絵本です。
あんころもちや、きなこもちなどをとてもリズミカルで口ずさみたくなる文章で紹介されていきます。
それもそのはず、おもちを役者にたとえているんですね。
音遊びや言葉遊びのおもしろさと、おもちの食べ方を楽しく覚えるのに大人も夢中になります。
今まで知らなかった食べ方もあって、お正月おもちを食べる時にやってみようかなと思ったり。
読み聞かせに向いている絵本だと思います。
お子さんなら、すぐに覚えて口ずさむこと間違いありません。
お正月にぴったり、おもち好きの方にもぴったりですね。
お餅をカビさせない方法をいくつか
我が家の鏡餅の謎を調べていたら、ありがたい情報にもいきあたりました。
お餅をカビさせない方法、これこそが私の一番知りたかったことです。
お餅をカビさせないようにする方法はいくつかあるようです。
冷凍保存
お餅を1個ずつラップでくるんで、フリーザーバッグにいれ、空気を抜い冷凍します。
長くて1年ほどは大丈夫のようですが、風味が落ちてくるのであまり置き過ぎない方がいいかもしれません。
解凍する時は、自然解凍で。
水につけて保存
鏡餅のように乾燥して固くなったお餅に向く保存方法です。
水につけることで、カチカチになったお餅がやわらかくなってくるんですね。
粉を洗い流したあと、水につけて保存します。
この時、水面からお餅が出ないように完全に水に浸かっている状態にします。
毎日、洗って水を取り替える手間はありますが、1カ月はもちます。
焼酎を塗る
粉をよくはたいて落とした後、刷毛で焼酎を塗るといいそうです。
焼酎の成分、エタノールで消毒されてカビが生えにくくなるとか。
保管している間、毎日ではなくていいので、週に一回くらい塗っておくと長持ちするみたいです。
最近では、鏡餅も密閉包装されているものが売られていて、お餅がカビるということを知らない人もいるかもしれませんね。
でも、食べ切れなかったお餅を無駄にしないためにも、カビ発生の予防方法を頭の片隅に入れておくといいですよ。
特に鏡餅は縁起物ですから、カビさせて捨ててしまうことだけは避けたいもの。
今までは、カビを削って食べていましたが、場合によってはカビ毒が体調に影響するようなのでおすすめは出来ません。
そんなわけで我が家も今回は、鏡開きのあとにどれかの方法を試してみたいと思います。