買い物に出かけたついでに雑貨屋さんへ足をのばしたところ、もうハロウィンのグッズが並んでいました。
季節の先取りはよくあることですが、夏も終わろうとしている8月後半にもうハロウィン!とびっくりした次第です。
仮装パレードなどに出かける体力はもはやありませんので、雑貨や絵本などで雰囲気を楽しんでいます。
最近では100円ショップでもかわいいグッズがたくさん置いてあって、100円というプチプラゆえについ手に取ってしまうことも。
去年、セリアで購入したのがハロウィンマグネットです。
またマグネットかと思われそうですが(笑)
子どもが幼稚園児だった頃は一緒に折り紙でおばけかぼちゃを作ったりしていました。
また、実家に近所の子どもたちが「トリックオアトリート」と言っていきなり訪ねて来たことがあって、ハロウィンをあまりよく知らない世代の母が、オロオロしていたことも。
ハロウィン商戦という言葉もよく聞きますし、全国どこでもイベントがあるようになりましたね。
本来は、古代ケルト人の年末のお祭りだったようです
今ではすっかりおなじみとなったハロウィンですが、その由来を知っていますか?
私も、子どもに聞かれて調べた範囲のことしかわからないのですが、ただの仮装イベントや、「トリックオアトリート」と言ってまわる行事ではありませんでした
ご存知のようにハロウィンは10月31日ですが、古代ケルト人の1年の終わりが10月31日でした。
1年の終わりには悪霊などがやってくると信じられていたため、それを追い払うために怖い仮装をしていたよう。
また、この日には秋の収穫祭を行っていたので、怖い仮装と収穫した「かぶ」でランタンを作って悪霊をはらう、日本で言うお盆のような宗教的なお祭りだったみたいです。
最初は「かぼちゃ」ではなく「かぶ」でランタンを作っていたのですね。
キリスト教徒が入ってきた時にこのケルト人のお祭りが取り入れられ、いろんな伝説などと融合していった後、今のような形で残っていると言われています。
いろんな説があるのでしょうが、由来を調べてみるとおもしろいですね。
今日の絵本「パンプキン・ムーンシャイン」
ターシャ テューダー ないとうりえこ やく メディアファクトリー
2001年に復刻された、ターシャ・テューダーのデビュー作です。
シルヴィー・アンという女の子のハロウィンの1日を描いているのですが、今のようなイベント的なものではない、シンプルなお話です。
おばけかぼちゃのことを「パンプキン・ムーンシャイン」と言うことも、この絵本で初めて知りました。
素敵なネーミングですよね!
畑で収穫された大きなかぼちゃで「パンプキン・ムーンシャイン」を作ろうと転がし始めたら、かぼちゃが方々に迷惑をかけながら坂を転がり落ちていきます。
それを謝りながらおいかけていく女の子がなんともかわいらしい、古き良き時代のアメリカの生活の一部を描いた素朴なストーリー。
自然や動物を愛したターシャらしい作品です。
せっかく定着しつつある行事なので、絵本でも楽しみたいと思います
今の日本で行われるハロウィンの仮装パレードなどは、本来のハロウィンの意味からはかけはなれたものとなっている感じですが、毎年の行事として定着しつつありますね。
ハロウィンはもともと秋の収穫祭なので、農耕民族と言われる日本人にはしっくりくる行事なのかもしれません。
もともと、神さまや仏さま、クリスマスや節分など、宗教・信仰に関係なく寛容に受け入れる素晴らしい土壌もあるのだと思います。
最近では毎年恒例となったイベント、ハロウィン。
現代は現代として、昔ながらのハロウィンはどんな感じだったのかなども調べて、クラシカルな絵本を読み聞かせながら、ハロウィンについて子どもと話し合うのもいいですね。