明けましておめでとうございます。
2025年が、良い年となりますようお祈り申し上げます。
昨年、テレビ等でも年賀状終いについてたくさん取り上げられていましたね。
私も数年前から、年賀状終いについては考えていたのですが、気持ち的に踏み切れなかったのと、やはり師走は字のごとく忙しく、いろいろ準備したり考えたりする余裕がないまま、例年通り年賀状を出す方が楽ということで、実行に移せませんでした。
昨年の今頃も、ちらほらと年賀状終いの文面で送ってきた方もいて。
その中の、私よりも10歳も年下の元同僚からきた年賀状終いのはがきに背中を押され、ついに年賀状をやめることにしました。
年賀状をやめても、つながれる時代
もともと年賀状については、出したのに来ないとか、義理をいつまで果たしたらいいのかとか、本来の意味とは別の感情に振り回される要素が多いなと思っていました。
若い頃は「嫌われたのかな?」とか余計な事を考えたり、こちらも出すか出さないか迷ったりなど、年末年始は気持ちも忙しかったものです。
この年になると、年賀状がこないことで「病気でもしてるのかな?」とか「転勤かな?」など、友人知人のそれぞれの生活環境なども気になります。
くだんの元同僚はお互い職場が変わってからほぼ会っていないにも関わらず、きちんと年賀状をだしてくれる子でした。
もちろん私も出していましたが、もし年上の元同僚に気を使ってやめ時がわからなくなっているのなら気の毒だなと思っていたのです。
その元同僚から、昨年とうとう年賀状終いのはがきが届きました。
礼儀正しい文面と、最後にはSNSのIDも添えてあって。
元同僚という関係だけなのに、SNSでまたつながることが果たして迷惑にならないものかと思いつつ、書かれてあるのに連絡しないのも失礼かと思い、一度だけ連絡をしてみました。
やはり、昨年はその1回のやりとりで終ってしまったのですが(もともとほぼ年賀状のみの付き合い)、2025年元旦にはSNSを通じて年始の挨拶がありました。
もともと律儀な子だったわけです(笑)
こうやって考えると、ご縁とは不思議なもので、年賀状のやりとりをやめても続くこともあれば、完全に切れてしまう人もあり、結局、年賀状だけの問題ではなかったのだということがわかります。
時代とともにツールの変化はあれど、人とのご縁は同じような感覚でつながっているのかもしれません。
実際、私も彼女を見習って某SNSのIDを記してみましたが、連絡の来る人もいるしこない人もいて、これから1年後に年始の連絡があるのかどうかもわかりません。
結局、そこで切れてしまうご縁はそこまでのもの、ということなのでしょうね。
今日の本『年賀状のおはなし』
年賀はがきを発売している、日本郵便株式会社監修です。
年賀状のルーツや、歴史、今も発行されているくじ付きの年賀状はいつから発売されたのかなど、年賀状を出す人にも出さない人にも読んで楽しい1冊になっています。
著名人の年賀状がたくさん載っているので、名前を知っている昔の人の年賀状がどんな感じだったかを見るのも面白いですよね。
年賀状という文化も、時代を経て変化していくことでしょうけれど、気持ちの部分ではこの文化を大事にしていきたいなと思わせる1冊です。
私の年賀状終い
2025年の年賀状は、いくつかの種類にわけて出しました。
・SNS等でつながれない目上の方への通常の年賀状
・年賀状終いの文面+SNSのID
・年賀状終いの文面のみ
この、いくつかに分けて出すのが今まで面倒だったこともあり、二の足を踏んでいましたが、すでにSNSでつながっている方々へは早々に年賀状を出しませんよと伝えられたので書かずに済みました。
ご年配で目上の方にはやはり、通常の年賀状を出すことが礼儀だと思ったので例年通り。
恐らく相手も義理で出しているだろうと思われた方には年賀状終いの文面のみで。
その他の方へはSNSのIDをプラスした文面で出しました。
あとは届いた方へのみ返すことにして。
元旦の今日、届いた枚数も昨年よりは少なく寂しい気持ちもないわけではありません。
でも、スマホにはぞくぞく連絡が届きましたし、何かあった時にかえって連絡をとりやすいかもしれないと思うと、これも悪くはないなと思った年明けとなりました。